アイネット 製造業用語集

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あ行
アセンブリー型生産 いろいろな部品を集めて組み立てて最終製品をつくる生産形態。
後入先出法 棚卸評価法の原価法の1つで、一番新しく仕入れたものから順に出庫していき、在庫品は一番古いものが残っている。
安全在庫 発注から入庫までの期間に予想される消費量と実際との誤差を考慮して、ある一定のサービス水準を保証しようとするもの。
一斉棚卸 一般によく行われている棚卸方法で、ある時期にすべての在庫品の棚卸を期末や半年ごとなどに一斉に行うことから一斉棚卸といわれている。
移動平均法 棚卸評価法の原価法の1つで、入庫があるたびにその時点で単価を計算し払出と残高の金額計算に当てる。
オーダー発行 資材所要量計画と能力所要量計画に基づいた材料、部品などの製造指示、購買手配、日程計画に基づいた製品の製造手配をする。
か行
外注 自社の仕様に基づいて外部に製造委託すること。
活動基準原価管理 活動基準原価計算のデータを使用して、経営改善を実現する技法。
活動基準原価計算 書類作成や受注処理といった業務活動ごとに担当者の時間当たりの人件費や作業時間、回数を調べて、それぞれのコストを算出する。ABC。
カンバン ジャストインタイム生産を実現するための管理の道具である。カンバンの役割は生産、運搬の指示情報と目で見る管理の道具。

カンバン発注方式 納入カンバン(品目、数量、納期情報)を利用して、ジャストインタイムに必要なものを必要な量だけ納入する方式。
技術情報管理 生産に必要な部品表情報・工程情報・資源/設備情報の作成と維持を行う。
基準生産日程計画 販売情報をもとに製品単位の生産計画を日程ごとに策定する。
ギャップ分析 一般的にERPの機能と実現しようとする業務プロセスにはギャップが存在する。そのギャップをERPパッケージに機能に合わせて、業務を変えるか、追加開発をして業務に合わせるかの判断をしながら開発を進める。これをギャップ分析という。
経済的発注量 相反する発注費用と在庫維持費用とのバランスを考慮し、その総費用が最小となるような最適発注数量をいう。
原価計算 生産された製品が「いくらでできたか」を正確に計算すること。
原価差異 製品を生産するために実際に要した実際原価と、目標として設定した標準原価との差異を分析することで、管理に有効な原価情報が得られる。
原価法 棚卸評価法で一番多く使われている方法で、棚卸資産の単価を原価で把握する方法である。
工順 製品、組立品、部品は、いろいろな工程を経て作られる。このように品目を製造するのに必要な工程の順序を工順という。
工程 同じような機能や能力をもっている機械設備や人の集まりを指す。工程に種類には大別して、加工、検査、運搬、停滞(仕掛状態)の4つがある。
工程管理 作業オーダーに対して現場に作業指示したり、進捗に関する報告を受けたり、作業進捗管理などの作業を行う。
購買 他社の仕様で開発・設計・製造したものを購入すること。
購買・外注 購入品や外注品を購入するための業者の選定、価格、納期の決定、発注、受入・検査などの作業を行う。
購買リードタイム 購買品の発注から納入、さらに検収または入庫されるまでの時間のことである。
顧客オーダー 顧客から注文を受けたときに作成されるオーダーで顧客の注文情報である。
顧客リードタイム 顧客がある商品を注文したときから、その品物が顧客に渡るまでの時間あるいは期間のことである。
個別原価計算 顧客の注文に応じて製品を生産する個別受注生産形態に適用される原価計算。
個別受注生産 顧客からの個々の注文を受け、それから仕様を決めて、ものの手配をおこない生産する方式。
個別法 棚卸評価法の原価法の1つで、仕入れた商品の個々の管理を行い、Aが出庫されたらAの単価で、Bが出庫されたらBの単価で計算する。  
コンカレントエンジニアリング 製品の開発過程において、企画・設計・生産、販売、サービスなどの各工程を同時にしかも並列に進行させること。開発期間の短縮や開発コストの削減が期待できる。
さ行
サービス率 製品や部品それに材料の要求に対して、どの程度対応できるかという満足度のことで、サービス率=出庫量÷要求量で表される。
在庫 財貨が原材料、仕掛品、製品などの形で企業内に保管されていること。
在庫回転期間 製品が在庫後何ヵ月で販売されるか、又は何ヵ月間販売するだけの商品を在庫しているかを示すもの。12÷在庫回転率。
在庫回転率 製品のある期間の通過量が平均在庫量の何倍あるかを表す。通過量÷平均在庫高。
最終仕入原価法 棚卸評価法の原価法の1つで、在庫期間の最終の仕入価格によって棚卸価額を計算する。
先入先出法 棚卸評価法の原価法の1つで、実物の流れとは別に先に入ったものから先に払出されると仮定して単価を計算する。
作業オーダー 品目を自社内において製造するのに必要な工程の単位に分けたオーダー。
作業指示計画 能力所要量計画にて、作業オーダーによる負荷や能力を検討した結果、自工場でやるべき作業の計画を行う。
差立(さしたて) 製造現場においてなされる作業計画、作業指示、作業統制の工程管理を指す。ディスパッチングともいう。
仕掛品 製品が出来上がるまでにはいろいろな製造工程があり、各工程には作業中の品目が並んでいる。これらの品目を仕掛品と呼ぶ。
時価法 棚卸評価法で棚卸時点での時価で評価する方法。 
支給品 外注業者にある品目を作ってもらう場合、それを製造するのに必要な部品や素材を自社から提供する場合がありますが、支給する品目を支給品という。
時系列分析 予測方法の1つで、過去数年間の過去の販売実績や販売傾向などを分析し、この推移を基に、将来の変化を予測することをいう。
資源/設備情報 機械・設備などの能力に関する情報で、機械識別番号、生産スピード、必要作業者数、稼働時間、稼動費用、故障率などの項目が含まれている。 
資材所要量計画 製品の従属需要品目(部品、原材料など)に対して必要なものを、必要なときに、必要な数量の手配の計画をする。
実際原価 製品を生産するために実際に要した消費量および実際の取得価格によって計算した原価をいう。
実在庫 実際に倉庫にある在庫を指し、倉庫在庫とか物理在庫などともいわれている。
実地棚卸 倉庫や工程などにあります製品や仕掛品や材料などを実地に数えて、在庫量と在庫金額を確定すること。
自動補充発注 在庫数量の情報を常時モニターし、それが予め決めてある発注点を割った時点でコンピュータが自動的に補充発注する。
ジャストインタイム 変化に対応し、経営効率を高めるために、必要なものを必要な時に、必要な量だけ生産したり運搬したりする仕組みとその考え方をいう。
従属需要品目 製品などの独立需要品目を基に、順次計算によって需要が求められる品目をいい、半組立品、部品、原材料などをいう。
受注生産 顧客の要求にしたがって、製品を設計して、部品を調達し、組み立てをして、納入する方式。
出荷管理 製品製作の進捗により、顧客への引渡し日を確認して、出荷のための準備を行い、出荷の指示を行う。
循環棚卸 ABC分析などで決定したある決められた品目を毎日、1週間あるいは毎月などのサイクルを決めて順次棚卸をしていくやり方である。  
製造工程情報 品目をつくるために必要な工程とその順序を示した情報で作業順序、作業内容、段取時間、作業時間、作業区、治工具などの項目が含まれている。
生産能力計画 普通ラフカット能力計画と呼ばれ、生産計画に対する工場での生産能力の妥当性をみるために行う計画で、見込み生産と受注生産の両方で使用することが可能である。
製品データ管理 図面や部品表、技術文書など製品情報をデータベース化して情報共有を促進し、企画設計開発の効率化を支援する手法です。PDM。
設計部品表 部品表は通常、まず設計部門が機能設計を行い、ついで生産部門が生産設計を行ってつくられる。設計部門がつくる部品表を設計部品表という。
設計変更 新製品の開発・設計段階及び市場に出た製品に対し不具合の改善、機能強化などの改良をする場合に、デザイン、技術情報の見直し、変更を行い、それを関連部門に伝達、対応すること。
設変 設計変更の略である。
総合原価計算 同じ規格の製品を連続的に反復して生産する見込生産形態に適用される原価計算。
総平均法 棚卸評価法の原価法の1つで、期首在庫と期中の仕入分をすべて合計して単価を計算する。
ソーシング 調達/購買の業務において、物品やサービスを調達する取引先となるサプライヤの選定、および価格やスペックを含めた取引条件を決定する業務を指す。
ソリッドモデル 3次元形状を中身の詰まった実態(ソリッド)として記述する数値モデル。
た行
大日程計画 販売計画をもとにして半年から1年くらいの長期にわたり、製品グループや製品の金額数量を定めた計画を示し、工場の増設、資材調達計画などに使う。
棚卸 倉庫や工程などにある製品や仕掛品や材料などを数えて、在庫量と在庫金額を確定することで、実地棚卸と帳簿棚卸がある。
多品種少量生産 生産をその種類と生産量でとらえた場合、かなりの多くの品種を持ち、1品種当りの生産数量が少ない生産方式をいう。
注残 一般に注残という場合は、受注残と発注残の2つの意味合いをもっている。
中日程計画 月次計画などとも呼ばれ、通常毎月立案され、計画期間としては2〜3ヶ月がその範囲となる。
帳簿在庫 在庫が記録されている帳簿上の在庫を指し、理論在庫とも呼ぶ。
帳簿棚卸 在庫記録により在庫品の数量を算出方法。
直接経費 製造原価の直接費に含まれる費用で、特定の製品の製造原価として直課される原価を直接経費という。
追加開発 ERPパッケージの提供機能が業務要件が満たせない場合に、ユーザーが追加のプログラムを作成することを、追加開発という。
通信プロトコル 通信制御手順ともいう。コンピュータの間で通信回線を利用してデータ交換を行うための技術。
低価法 棚卸評価法で原価法と時価法のどちらか低いほうで評価する方法。
定期発注方式 常に一定期間をおいて発注を行い、発注時に計画や予測に基づきその都度発注量を算出する方法。
定量発注方式 常に一定量で発注を行い、在庫量が発注点以下になったときに発注を行う方法で、発注時期は不定 。
督促 何らかの理由ですでに手配済となっているオーダーの納期を早める場合に用いられる。
独立需要品目 他の需要とは無関係に直接的な関連を持たず、予測のみでその需要が求められる品目。
な行
内作品 いずれの品目を問わず自社の工場で生産される品目を示す。
能力所要量計画 資材所要量計画に基づいた工程別の負荷を把握し、調整を行って、工程単位の作業を計画する。
は行
売価還元法 棚卸評価法の原価法の1つで、商品の売価を元におおよその原価を算出して棚卸評価額を計算する。
発注 購買計画で作成された発注予定に基づいて発注予定日の近づいたオーダーについて、注文書を発行し、正式に業者に注文すること。
販売予測 企業の販売意欲を示すものである。販売予測は需要予測をもとに、自社の販売能力を考慮して作成する。
引合 顧客からの仕様、価格、納期、数量に関して、生産可能か否かの問合せをいう。
引当 製品や部品をつくるためのオーダーやサービス部品などの要求に対し、必要な部品または原材料などの品目を必要な分だけ予め確保すること。
ビジネスプロトコル 商取引の方法・順序の標準化や事業所識別コードまた商品コードの規約、伝送メッセージのフォーマットの規約 のこと。
標準化 製品、システム、業務フローを最良の方法を基準にして統一することで、これにより共通化、反復化、互換性を高める効果がある。
標準原価 科学的、統計的方法であり、且つ能率の尺度となり得る標準消費量や標準価格を用いて計算された原価をいう。
品目 製品や部品、それに原材料といった、1つ1つの「もの」のことで、品目番号、品目名称、品目区分、ロットサイズ、リードタイムなどで表される。
負荷調整 工程別負荷表に示された負荷と、その工程能力とを比較して、負荷を調整する。山崩ともいう。
負荷山積 MRPにて計画された各品目を工程展開し、各工程単位に負荷を積むこと。山積ともいう。
部品表 製品と組立品、組立品と部品それに部品と原材料といった品目と品目の関連を示した一覧表。B/M(Bill Of Materials)。
プロセス型生産 原料を投入し、プロセス(工程)を連続して通過させながら、原料を色々な製品にしていく生産形態。
プロダクトアウト メーカー主導で大量生産、大量販売の製品志向の考え方。マーケットシェア重視。
分納 品目を納入する場合に、受注時に指示された数量を一度に納入せず、何回かに分けて納入すること。
ま行
マーケットイン 顧客主導で顧客のニーズに合った製品を提供する顧客志向の考え方。顧客シェア重視。
マーケティング 人が求めるニーズを調査し、供給する方法などを決め、マーケット(市場)を作り出すこと。
見込み生産 顧客の需要を予測して生産する方式。
や行
山崩 やまくずしと読み、負荷山積された負荷を平準化するために、調整することをいい、普通、負荷調整とよばれる。
山積 やまづみと読み、MRPにて計画された各品目を、工程展開し、各工程単位に負荷を積むことをいい、負荷山積という。
ら行
リードタイム オーダーを発行してから作業がなされ、そのオーダーが完了するまでの期間をいう。製造リードタイム、購買リードタイムなどがある。
ロット 生産活動を営む上で、ある特定の目的に対し経済的かつ効率的に遂行するためにグループ化された製品や部品、原材料の集まりをいう。
ロットまとめ コストダウンや作業効率を考えて、算出された正味所要量をあるまとまった量にして手配すること。
わ行
ワイヤフレームモデル 3次元形状を点や線だけで定義したもの。

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